写メ日記
Therapist Blog
02/28 17:54 UP!!
ひかり
【クイズ】減らそうとすればするほど逆に増えてしまったものはなんだ?
こんばんは、ひかりです✨
今日も一日お疲れ様でした♪
今日は天気が良くて暖かく、過ごしやすい一日になりましたね。
明日は夕方から天気が崩れるようなので夜に外出される方は傘を持って行った方がいいかもしれません。
さて、タイトルにもあるクイズの答えは分かりましたか?
正解は、
コブラです。
今日ご紹介するのは「コブラ効果」です。
コブラ効果は、かつてのイギリスのやらかしが生んだ言葉です。
イギリスがインドを植民地にしていたことは有名な話です。
インドを植民地にしたイギリスですが、悩みがありました。
それは、インドが大都市にもかかわらず、街中にコブラが多いことです。
慣れている現地人ならともかく、入植してきたイギリス人にとってはコブラは脅威。
そこで植民地政府は、コブラに懸賞金をかけることにしました。
政策が布告されて、すぐにインドの人々は気がつきました。
狩るよりも効率のいい稼ぎ方があると。
たくさんコブラを狩ればお金になる、でもコブラは簡単には捕まらない。
そうだ、コブラを捕まえて繁殖させよう!
しかし植民地政府も馬鹿ではありません。
この不正にはすぐに気がつきました。
そこでコブラに懸賞金をかけることをやめました。
懸賞金がなくなると、あら不思議。
人々は金のなる木ではなくなったコブラをあちこちに放ちました。
こうしてコブラは以前よりも街中に増えましたとさ。
めでたくなし、めでたくなし。
このように問題を解決しようとしたけれども、実際には問題を悪化させてしまった時に生じたことを、「コブラ効果」と言います。
主に経済や政治において正しくない刺激を与えるきっかけとなることを説明するときに使われます。
同様の事件が、ベトナムのハノイでも発生しました。
ベトナムでは蔓延していたラットの死骸を持ち込めば、報酬を支払うことにしました。
この際に死骸の一部でも持ってくれば報酬を与えるようにしたため、切り落とされたラットの尻尾が多く持ち込まれました。
しかし、ラットの数が減るどころか、尻尾のないラットがハノイ中に目立つようになりました。
よくよく調べてみるとベトナム人はラットを捕まえて尻尾だけを切り落とし、そのラットを放っておいたことがわかりました。
他にもアメリカで施行された禁酒法も似たような末路を辿っています。
宗教的な禁酒運動に端を発した禁酒法ですが、人々は酒を飲むために密輸や密造をしました。
そうして出来上がった闇酒場はギャング達の資金源になり、治安を悪化させました。
以上が「コブラ効果」の説明です。
国家規模の政策を例に挙げましたが、身近なところでも起きていそうですね。
例えば、労働環境改善のために残業を減らそうとしたら、カウントされないサービス残業が増えたとか。
リモートワークになって通勤時間が減り、自由な時間が増えたと思いきや、その時間帯に会議をねじ込まれたりとか。
皆様もコブらないように気をつけてくださいね♪
ひかりでした✨