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ひかり(ヒカリ) セラピストブログ

03/05 19:07 UP!!

ひかり

ネコと和解せよ

ネコと和解せよ

 


 


こんばんは、ひかりです


今日も一日お疲れ様でした♪


 


皆さん、猫はお好きですか?猫、かわいいですよね


昔おばあちゃんの家でたくさんの犬と猫を飼っていました。


そのおかげで?今は犬と猫アレルギーなんですよね。


 


今日はそんな猫ちゃんたちの受難の歴史についてお話ししようと思います。


 


13世紀のローマ教皇であるグレゴリウス9世は、猫をヨーロッパから一掃しようとしました。


まさしく、ローマ教皇の猫に対する宣戦布告です。


 


ローマ教皇 VS 


 


そしてこの宣戦布告により猫たちは大いなる受難の時を迎えます。


 


古代エジプトにおいて、猫は女神バステトの化身として信奉されていました。


古代エジプトでどれほど猫が愛されていたかというと、紀元前525年に起きたペルシウムの戦いでは、侵略者のペルシャ軍が盾に猫を縛り付けたことで、猫を神聖視していたエジプト軍は攻撃できなかったといいます。


この戦いでエジプト軍は敗北を喫しました。


そのくらいの伝説が残るくらいエジプトでは猫が愛されていました。


そしてエジプトを支配した古代ローマにも猫は進出。


猫はその愛らしさだけではなく、ネズミなどの害獣駆除の観点からも人間との関係を築いていきました。


 


そしてそれ以来、猫は人間と良好な関係を築いていました。


ときには愛玩動物として、ときには害獣駆除の益獣として、、、13世紀までは。


 


1227年、齢80歳のグレゴリウス9世がローマ教皇になりました。


高齢のグレゴリウス9世でしたが、彼にはやらなければならないことがありました。


 


それは異端宗教との戦いです。


当時のローマにはいくつかの異端宗教が存在しました。


やがてその異端たちはローマ教会の破壊訴えたため、教会は彼らを殲滅する必要が出てきました。


のちに魔女狩りなどで悪名を歴史に残すことになる異端審問、それを生み出したのがグレゴリウス9世でした。


 


コンラートという敬虔なカトリック教徒は、グレゴリウス9世に異端宗教が行なっている儀式の内容を報告しました。


その儀式では黒猫の像に命が吹き込まれ、参加者の周りを歩き出し、そしてそのまま性行為を伴った乱痴気騒ぎが始まったといいます。


 


それを聞いたグレゴリウス9世は戦慄します。


 


「猫怖い」と。


 


グレゴリウス9世は布告を出しました。


"Vox in Rama"と名付けられたその布告では、猫はサタンの手先だとされました。


 


この布告により、猫、特に黒猫は悪魔の手先だと人々は認知しました。


こうしてヨーロッパ各地で猫が狩られました。


そしていつのまにやら、猫を狩ることは庶民にとって娯楽の一つとなりました。


パリではお祭りの時に猫が燃やされました。


 


グレゴリウス9世の死後、組織だった猫狩りは縮小されましたが、人々には猫を迫害することが習慣づいてしまいました。


デンマーク、ベルギー、フランスではお祭りの際に猫が燃やされたり殺されたりしたそうです。


 


魔女狩りが終わる17世紀の終わりごろまで、猫は魔女の手先として迫害され続けていました。


現在ではもちろん、そんなことは行われていません。


 


このようにヨーロッパでは猫にとって過酷な時期がありました。


猫は元々エジプトから来たこともあり、異教の雰囲気がありました。


さらに猫の気まぐれで人に靡かない性質なんかも悪魔や魔女と結びつけられました。


一方で、船乗りからはネズミを狩るのに重宝されていたようで、迫害されてばかりということもなかったようです。


 


まぁ、私は犬派なんですが。


皆さんは犬と猫、どっち派ですか?


 


ひかりでした

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